一昨年、唐突にスタートしたプロゲーマー専門学校。
その辺はブロマガで取り上げてみたのだが、変な注目をしてしまったせいかコメント欄で噛みついてくる子供の対応に疲れて削除してしまった。
当時はかなり批判が多い印象だったが、忘れたころに新たなプロゲーマー学校ができたようなのでそのあたりも含めて簡単に紹介もしてみよう。簡単にね。w

まず最初の専門学校。

東京アニメ・e-sports プロフェッショナルゲーマーワールド
記事を書いた時点では講師の情報もほとんどなかったが、大量の講師陣が追加されているようだ。生徒より多いんじゃね?と思われる当たり、ほとんどゲスト講師だろう。というか入れ替わってる?
定期的に内容をアーカイブする必要があるかもしれない。w

そして来年から新たに新設されるという専門学校がとりあえず2つ。
北海道ハイテクノロジー専門学校

東京アニメ・声優専門学校と同じ滋慶学園グループのようなので、ここはまあパート2というところだろう。
東京のほうがデジタルハーツというデバック専門会社と協力体制にあるので、卒業したら最悪デジタルハーツにバイトや契約社員ぐらいで就職させてしまえばいい。
だが北海道というこちらでは、引退後には農業をやるプロゲーマーを目指しているようだ。w
日本eスポーツ協会と提携して”北海道産eスポーツ選手”を日本eスポーツリーグに参加する、普通のガチプロが参加してこないリーグを設立して活躍させようということらしい。

筧 誠一郎という人もeスポーツコミュニケーションズ合同会社社長やら一般社団法人日本eスポーツ協会 事務局長やらで忙しそうですね。

そしてプロゲーマー専門学校でググるとトップで広告が出てくる日本工学院。

日本工学院 ゲームクリエイター科四年制 ゲームビジネスコース

こちらは従来型のゲームクリエイター教育(笑)に追加されるようですね。
39学科117専門コースもあるようなので、まあTVでちょっと話題になってるので学生を集められそうな学科をとりあえず作ってみたといったところでしょう。

まあ批判するのは簡単です。
でもゲームするしか能のない、もう自殺して異世界に転生してチート人生歩めないかなぁ?とか思ってるレベルの崖っぷちの若者って確かにいるようには感じるんですよね。
少しお金がある人限定ですが、自殺するという選択肢を選ぶより、デバッガーなり農業なりに食える程度の仕事に従事しながら好きなゲームを続けつつ、実況とかで人気を得て、金髪美女と国際結婚するぐらいの夢を見てもいいんじゃないでしょうかね?

というかプロゲーマーとeSportsは別なんだと思います。

現状プロゲーマーと言われているのはパチプロに近い存在です。
好きなゲームをプレイすることは許されません。人気があって、ゲーム配信で広告収入などを得ることを許可されていて、さらには国際的に大きな賞金がかかる大会が開かれているものだけ・・ということになります。

実際、格闘ゲームでは新作のストリートファイターVの評判があまりよくない・・・がプロゲーマーはプレイするのを強制されているように見えます。その状況から脱するために様々な努力をしているのが現状ではないでしょうか?

ゲームを真剣にプレイしているとか楽しんでいるという自覚がある人は、自分の立ち位置を一度確認してみてほしいと思います。

自分が好きなゲームの上手いゲームプレイを見るのが好きか? Yas/No
興味がないゲームでも上手いゲームプレイを見るのが好きか? Yas/No
自分が好きなゲームをとことんうまくなりたいと思うか? Yas/No
自分が好きでもないゲームでもお金がもらえる才能があったら我慢してプレイするか? Yas/No

eSportsタイトルとして期待できるからとチームを作成して、日本初で給料もらうことになった本当にスペシャルフォースを愛しているキャリア5年のプロゲーマーさんが、趣味の社会人チームに負けるとかもうねぇ・・・。