以前にブロマガで書いた記事に関してはうろ覚えのアーケード関係の風営法関係の知識で書いて景品表示法周りのつっこみを受けて修正などしていたわけですが、カジノの人(?)が消費者庁とのやり取りを通して調べてくれた記事が出たので、改めて紹介してみます。

カジノ合法化に関する100の質問

こちらのサイトにある、
総括:賞金制ゲーム大会を巡る法的論争

賞金制大会を巡る法的論争、消費者庁からの公式回答アリ
賞金制大会を巡る法的論争、消費者庁からの公式回答アリ(その2)

すでにまとめられているし詳しくはこちらを見てほしいのですが、ざっくり私が読んだ感じで言い直すと~~。

1)EVOのような参加料積み上げ型のものは違法
海外のほとんどの大会がこれに準じるものになっているため難しいでしょう。賭けの変形だからね。
課金スキンなどゲームにおいて有利にならないもの販売による積み上げ金は良さそうですが現状はLoLぐらいしかないかな?当サイトとしては関係ないでしょう。
Dirtybombもありますが・・・。(後述)

要するにEVO参加者は日本では犯罪者。プロゲーマーなんか死ねばいいのに・・・<言い過ぎ

2)ゴルフのように大会の運営費を充足する為に使われる(=賞金に積み上げられることがない)限りにおいては、大会参加者から参加料を取ることも可能
実は参加料を徴収しようとしてた例の社会人向け大会の方がアリだった。でもここの注釈の”賞金に積み上げられることがない”という部分があの参加料の額を考えると難しいかも。あくまでeSportsを開催する施設の貸し切り等の施設利用料、また告知のための印刷物などにかかる費用として妥当な料金だけ・・・ということになります。
ゲーセンとかで参加費100円(1プレイ代金)とかを負担する形ですね。
ゲームセンターの大会でいえば景品や賞金はお店が負担するというのであればアリ。誰が負担するんだという事はありますけどね。
以前の闘劇などのイベントは出版社が大会の映像DVDを販売することで成り立っていました。
ただこの場合は映像の権利がメーカー側の著作物で商品化する権利もメーカーか許諾を得た出版社なので主催者だという前提があります。

つまりこれをやるということは、選手がTwitchやYoutubeなどで広告で利益を得たり、常設型の番組で人気を得ることもダメということになります。

さらにどちらの場合も参加者(プレイヤー)に金銭的負担を強いてはいけません。注意すべきはゲームソフトの購買も含まれることです。オーバーウォッチも含まれちゃいますね。
この場合まったくダメというわけではないですが賞金の上限が発生します。元商品の取引価額の20倍の金額、もしくは当該金額が10万円を超える場合には10万円」が上限価格~~というところに入るので、まあ10万円が上限。5人チームでのプレイなので一人2万円です。OK?

まあ要するにオーバーウォッチもダメ。鉄拳やスト5もダメです。

というかさ~。プロゲーマーは日本じゃムリでしょ?パチプロと同じなんだから。

ちゃんとeSports選手として本名で活動し、オリンピック的な名声以外手に入らない世界と最初からあきらめて活動を続けるか、もしくは海外で活躍しましょう。
わかりやすく言えばプロテニスの錦織選手の3億7000万目指す感じ。
現実的にはまず”自費”で海外に出ること。賞金で生活するなんて遠すぎるので、最初の夢はこないだ書いたように金髪美女と仲良くなって国際結婚するでもいい。
結果的には結構金持ちで、上手い人だけに許される趣味ですね。プロを目指すってのは。

結局は日本じゃ本当に無理ですね。景品表示法と風俗営業法とかいくつもの法律を改訂させなきゃ無理です。まずパチンコをつぶすとかね。
内閣府消費者委員会:パチンコ業界に「終了のお知らせ」か?
まあこれで脳天ぶち抜かれたパチンコ業界が生き残るためにeSports施設に総鞍替えするという未来もあるかもしれない。
そうなれば現在パチンコ店として運営している施設が、法律改正まで一気に進めて”eスポーツクラブ”に変化する可能性だってある。

まあ韓国とかもそういう歴史があるからねぇ・・・。

まとめるとeSportsで賞金出してもいい条件としては~~
・メーカーが賞金を出す
 メーカーが賞金を出す場合>ゲームは基本無料。プレイ時間に制限もダメ。アイテムの販売はゲームの勝敗に影響を与えてはいけない(スキン類のみ)これに抵触する場合は上限は10万円
・参加料をとる場合も”賞金にかかわる部分”のお金を取ってはいけない。

上記条件をすべてクリアする必要がある。
・・・あれ?日本でこれに該当するゲームタイトルないじゃん。賞金なしで開催しましょうね!それなら参加料とってもいいよ。競技かるたみたいにさ~って感じ。
あとはパッケージゲームで10万円上限でやるなら毎週メーカーが開催して、全部の大会で優勝したら月給約40万円です。ただし格闘ゲーム等1人で参加するゲームだけね?ってことですな。

とりあえずFPSならDirtyBombしかありませんね。パッケージ無料で課金で強くならずにスキンに課金的なのがある程度のゲームはほかにはありませんからね!<ステマ

まあ日本独自のカワイイオサシミなキャラの課金スキンアイテムや武器ストラップを大量に投入して、それの売り上げを大会費用にしてくれれば可能性はあるかもしれません。
とはいえネクソン本社(日本)がやる気ないからね・・・実際大韓民国運営が日本に持ってきたら、元がよくてもエゲツナイPAYtoWINになって前提が崩れるだろうしなぁ。w

<追記>大韓民国のゲームで金儲けの歴史
1)アーケードゲーム時代。特にネオジオなどは親会社が韓国系なので好き放題コピーして商売していた。
2)1996年のベルヌ条約への加盟。表立ってコピーできなくなった。まあ2004年までアメリカのスペシャル301条の優先監視国だけど。
3)1997年のアジア通貨危機。リストラされたサラリーマンがPC房(ネットカフェ)を大量に開店。当時の政府の高速ネット回線の普及の施策も後押しした。
4)カウンターストライクやスタークラフトなどがコピーできなくなったゲームセンターの代わりに流行る。
5)Steamがネットカフェ業態に対する課金制度を発表。これに反発してウリジナルなコピー作品(サドンアタックやスペシャルフォースなど)をリリース。スタークラフトだけは残る。
6)PC房のPCが老朽化また家庭のPC普及率が上がると日本のパチンコを輸入してチケット制のパチンコ(メダルチギ)の”ゲームセンター”にリニューアルする店が出る。
7)2005年前後の全盛期には、全国で認可を受けた店だけで約1万5000店。あ、ちょっとやべぇ!
7)2006年に韓国がパチンコ全面撤廃
8)2007年5月ゲーム産業振興に関する法律改正でPC房登録制開始。大量廃業。<これでRMTも全面禁止に

~~最近の韓国のeスポーツの盛り上がりはつまるところパチンコ全廃の後遺症ともいえる。
同時にPC房登録制後に生き残れたPC房のうちクリーンなイメージのPC房を求めた結果じゃないのか?というのが個人的な考え。
まあその後もプロゲーマーの八百長発覚とかいろいろあって、ギャンブル性はついてまわるんだけどね。
とりあえずパチつぶせばなんとかなるんじゃね?みたいな気はしないでもない・・・。