突然ストリエ終了の記事とかこないだ書いたわけだけど、eSports部をはじめとしてノベルの掲載先を探して投稿などをしていたわけだけど、結局使わなくなって、自サイトに掲載することになったわけだ・・・。

ということで一度今までの”経験”を記事にしてみたいと思う。
まあこのサイト的にはあまり関係ないかもしれないけど、匿名掲示板に他人の悪口書いてる暇があったら、FPSゲームやeSportsネタのノベルでも書こうぜ!ということで。w
本当にノベル投稿サイトは今すごく出てきている。逆に言えば書籍化されるチャンスも増えてるって事だろうしね。

■最終的に~
自分の場合、結局は自サイト(animex.moe)への投稿とある程度まとまってからのメディバンへの投稿。(PDFやePub出力可)
それとPixiv小説への投稿(絵の投稿での作品宣伝)というスタイルになりました。
この辺は小説と挿絵や設定資料、そしてコミックなどの投稿もできるということがポイントになりました。
あと著作権表示でサイトの全ページで”All rights Reserved.”と書いてるのは気分が悪いので避けるということに。
コピーライトは規約のほうに問題がなければあまり意味はないのだが、”全部俺のもの”と書かれているのは気に入らんのだよ。やっぱり。

ということで各サイトの解説。

・小説家になろう
歴史があり現在のノベルブームの火付け役ともいえる。書籍化からアニメ化などの実績が多い。
ただそのためか、書籍化を狙ったような安易な作品が多い。良くも悪くも読んで気持ちいい作品(異世界・チート等)にあふれている。
だがPVも多く、絵が描けない初心者にはおすすめだろう。とりあえず投稿してこまめに更新してれば見てくれる人はそれなりにいる。
作品を投稿して自信をつけるサイト。
広告が多いのがネックかもしれないが、出版社系じゃないならじゃあどこで稼ぐ?ってことなのでその辺はしょうがない。
サイトとしても健全化の努力をしているようにみえる。

ただ・・・このサイトが中心になってしまったので、すべての作品は”更新しないと死んじゃう病”にかかってしまった。
毎日のように更新し続けて、読者の目に触れさせなければ本当に埋もれて”死んでしまう”。

・カクヨム
角川系列の広告なしノベルサイト。本来はストリエがそうなるはずだったように見えるが、出版社が作品を探すには絵があると逆に困るのかもしれない。
挿絵などの機能がなく、公式も挿絵機能を入れる予定はないと明言している。言い訳としてはアプリ版の審査でアダルト要素の絵を勝手に入れられると困るということのようだが、アプリ版もあるのにPVが少ないというのはどういうことかと。
角川系列のライトノベルとして出版したい・・・そういう人が持ち込みするよりも手軽な投稿先として使うにはいいかもしれない。

・ツギクル
ソフトバンク系の出版社がカクヨムを追って設立したサイト。ただし中身はアルファポリスそのまま。
直接投稿もできるがすでにそういった人はほとんどいないので、実質小説家になろうのアンテナサイト。
なろうの外部サイト投稿のコピペ異世界が1万クルとかなのに、公式がTwitter紹介した直接投稿作品が3クルとかなのでバカバカしくて誰も投稿しない。
絶対クルことはないだろう。まあ低品質だけど出版されたとか実績があれば、オレモオレモと投稿があふれるかもしれないけどw

All rights Reserved.されちゃう系
*正式オープン時消えましたヤッター

・アルファポリス
小説家になろうに対抗して出来たサイト。
毎月コンテストを開催し、ポイント制なども導入して、人気のある自サイトの投稿作品を書籍化するなどしている。
ただ出版社として弱小の為、多くの作品が書籍化してもあまり意味はないような気はする。印税的に。
またシステム的にツギクルと同様なので、結局はなろうとのパイの奪い合いになっているようだ。
All rights Reserved.されちゃう系
なおコンテストにうっかり参加してしまうと、都合2か月退会できなくなってしまう。注意!

・comico
ストリエ的な吹き出し式のサイト・・・のはずだが、とにかく投稿システムが貧弱。投稿させないようにいやがらせしているんじゃないかと思えるレベル。広告が少ないのはいいのが・・・。

注意すべきはベストチャレンジ化。以前は選別されていたが、今はある程度の作品はすべてベストチャレンジとしてアプリにも掲載されるようになった。
ただそうなってしまうと更新する際にすべてチェックするために編集もできなくなってしまう。
あたりまえといえば当たり前なのだが、編集中のノベルの自動セーブもなく、一時保存も事実上不可能。アイコンや挿絵を追加するために保存するとチェック。チェック・・・・フザケンナ的な。
システムがよくなれば可能性はあるが・・・。

・upppi
昔からある投稿というか電子書籍を目指したサイト。ただし、ボーイズラブ的な作品が中心で、男は寄り付かない感じ。
投稿システムが古いので使いやすいサイトとはいえないが、女性ならアリかもしれない。
女性向けサイトという意味では他にもおすすめは多いが、コンテストなども開催されていて意外と穴場ではある。
All rights Reserved.されちゃう系

・メディバン
小説、イラスト、マンガといろいろ投稿できる。広告も少なくアプリ版もあり、独自のペイントツールまで提供されている。
サイトとしては割とお勧めできるはずなのだが、閲覧者がまったく増えずにランキングが固定化されてほとんど変わり映えしない。
ノベルに関しては毎日すこしずつ更新するというようなことがしにくいし、したとしても意味がないのでサイトとして死んでいる。
更新しないと死んじゃう病がないとサイトが死んじゃう病になるのかもしれない・・・。

・Pixiv小説
イラストサイトの小説投稿システム。今後ピクシブ文芸がスタートすることが発表されている。
原則二次創作しか注目されないシステムな上に、検索システムが貧弱なので埋もれたら終わりというか、オリジナル作品はそもそも検索されないというレベル。
ということで基本的にはお勧めできないのだが、イラストが描けるならば、まずはまとめて小説作品を投稿しておいて、挿絵や設定などの絵を定期的に投稿することで絵を見に来た人を誘導することができるかもしれない。
これはメディバンも同じだけど、絵を見に来る人が多く、作品一覧としてアクセスしやすいので少しはメディバンよりいかもしれない。それに今後ピクシブ文芸が始まれば、オリジナル作品が注目されることもあるかもしれない。
どちらにしろ”更新しつづけてないと死んじゃう病”を避ける一つの方向性かもしれない。

・Caravel&SUKIMA
夢小説という女性向けのノベルサイトを運営していたサイトが新しく作ったノベルサイトとイラストオーダーサイト。
注目はTwitterフォロワー限定ノベルなどを公開できる点。
つまりサイトではなく、フォロワーという自分のファン向けのノベルを公開することができる。自分のフォロワーが多ければ更新しないと死んじゃう病は回避できるかも。あくまでフォロワーが多ければだけどね。
それに同じ会社がイラストオーダーシステムを公開している。
自分で書いたノベルの表紙や挿絵をオーダーして同人誌や電子書籍として出版することもできるだろう。
ただ現状では出身が女性向けなので、サイト内部で作品を探そうとしても二次創作のホモホモしい作品しかない。あくまでサイトを無視した形でTwitterフォロワー限定公開でファンを増やしていかないとだめかもしれない。それならnoteとかでもいいんじゃね?みたいな。サイトの趣旨は分かるけど、なにかうまくいってない印象はある。
All rights Reserved.されちゃう系。なおこのサイトは初期に規約の問題があり、炎上しました。

・スキマノベル
最近できた小説家になろうを極力ユーザー視点で改善していこうという感じのサイト。
つまるところ更新しないと死んじゃう系ではあるのだが、各種アクセス解析や(あまり意味はないけど)コインシステムなどで、更新するときにどう改善したら死ななくて済むのかの情報がある程度見れる。
まあ最近のノベルサイトの乱立はあっても、結局登録しても使わなくなってしまうのは、なろうの劣化パクリサイトでしかないからだろう。
更新しないと死んじゃう病の小説作者が、死んじゃうから相手を殺すために更新して戦い続けるのがノベルサイトの現状。
戦うな!相手を”更新”で新着から追いやって殺しても意味ないぞ!自分を強くしろ!!みたいなサイトかもしれない。
All rights Reserved.されちゃう系。

~~~とりあえずこんなところかな?
現状、独自色を出したくても出せない状況にあるような気がしないでもない。最初にまずは投稿してもらうために、マルチ投稿や外部サイトリンク登録を許可して水増ししてる感じ。

最近は漫画雑誌の危機など出版業界全体の危機感が露わになってきているが、ウェブ投稿サイトの乱立はその延長のような気がする。
つまり出版の中心の漫画雑誌が赤字でコミックスが黒字という現状。スマホという暇つぶしのツールがそれをさらに悪化させている。
だがライトノベルに限って言えば、もともと雑誌といえる存在がほとんどなかった。
雑誌がなければノベル単行本は全部黒字のはず・・・じゃあ雑誌にあたるWEBノベル投稿サイトを作ろう!というのが今の流れじゃないだろうか?

まあそこに一番近いのはcomicoのはずではあるのだが、現状ノベルに関してはものすごく”失敗”してるのが大挙参入の原因かもしれない。
投稿する側にとってはチャンスかもしれないが、あんまり利用されたくないなぁ・・・と思う今日この頃です。