最近LINE LIVEでイラスト講座をやってるのですが、ふと名古屋でアニメを作る企画をやってるのを見つけて講座のネタにすることにしました。

それでキャラクターデザイン講座として描くためにも簡単な設定やプロットは必要だろうということで、文字で書いてみたのですが・・・公開する場所がない!ということでここに張り付けておきます。とりあえず。


ナゴアニ、キャラクターデザイン等応募用プロット

強襲創世Disbander

ラジアンツシンフォニー(仮題)

■企画意図

ある日突然目の前にぽっかり空いた穴に滑り落ちると、その先に大量のモンスターが待ち構えており、生きたまま食べられてしまう・・そんな悪夢が現実になったら。

北朝鮮の脅威と地下街への避難・ヒアリ・博多駅前大規模陥没・・
最近耳にするトピックスを中心にそれらを結びつけるような恐怖。それが巨大蟻などの地下の生物の巨大化という”もし”です。

フィクションとしてこういったものは多くが東京を舞台にしているが、名古屋を舞台にすることで現実感を増すことができると考えています。

またストーリーラインは日本のロボットアニメに大きな影響を与えた古典SF”銀河の戦士”や”果しなき流れの果に”などをモチーフとして、ガンダムやトップをねらえを超える作品を目指します。

■ターゲット
ファーストガンダムなどを体験している40~50代男性
そしてその子供の世代20代からティーンエイジを主なターゲットとしています。

ハードSFの設定群をもちながらも、名古屋の街で就職などの進路に悩み自暴自棄になりがちな普通の高校生の登場人物が前向きな気持ちを取り戻していくストーリーです。

■作品の時間
現在は劇場~1クールアニメを主軸としています。
この場合、地下空間での時間の流れの異変や進化の過程などのストーリーラインをオミットしたよいかと思います。

2クール以上のストーリーが可能な場合、それらのフューチャーや北朝鮮からのミサイルなどで名古屋の地下街に逃げ込んだ多くの避難民との共同生活。それらをラジアントや北朝鮮兵から人々を守る人間との戦闘なども要素として追加可能ではありますが、ターゲットが狭くなることも予想されます。

■プロローグ

愛知県立愛知総合工科高等学校が新設された・・。
少子化の影響もあり、実習施設などのコストが大きい工業学科はさらなる統廃合を計画。名古屋市立工業高校もこの学校に統合されることになった。シャトルバスや寮なども用意され、その施設の充実ぶりに当然のように生徒はその新設校に行くことになる。

だが、様々な理由でその学校への転校を拒んだものが居た・・・。
そしてそんな彼らにある日彼女はこういった。

「命を懸けて戦う気はない?」

<キャラクター設定>

・安原瑛美 やすはらえいみ 筋トレお嬢様(高3)
安原重工のいわゆるお嬢様。
彼女の父の会社の安原重工は表向きMRJなどの国産旅客機製造など手掛ける会社だが、その裏ではパワードスーツ”ヴァイタルアーマー”の開発・製造を行っていたのだった。
そしてその製造施設は・・・名古屋市立工業高校の地下にあった。

だが現状のヴァイタルアーマーには致命的な欠陥があった。
腰や胸の側面の駆動系やの装置が大きくなりすぎ、成人男性にはとても着れないものにものになってしまったのだ。
もちろん改良する予定だが・・・やつらは唐突に表れた。

廃校が決まって転校しなかった生徒に声をかけ、彼女は戦いを挑む。

自分自身に絶対の自信を持つ天然系美少女。筋トレが趣味でがっちりとした体格をしている。
リーダー的な存在だが、戦闘における能力不足に悩んでいる・・だがなかなか言い出せずにいた。

ある事件をきっかけに乙十葉とは認め合って仲良くなる。

・纐纈廉直 こうけつきよなお ゲーマーオタク少年(高2)
引きこもり気味のFPSゲーマー。成績も振るわず赤点を取って落第した。
ただ面倒だからという理由で転校も断って中退し、フリーターをしながら一日家でゲームをしていた。要するにダメ人間。
スカウトに来た瑛美に対しても、セックスさせてくれたらやってやると返答するほど。

ゲーマー特有の無謀ともとれる突撃行動をよく起こす。

実際自殺衝動に近いものがあるようで、死ぬ理由を求めているフシがある。
下品なやらせろ発言が多いが、実際にOKしても彼は女性を抱かないだろう。

子供ができたら結婚して幸せな家庭を築く・・そんな”普通の幸せ”を否定したがっている。
こういった考え方や下品な性格は彼の名前に対する反抗心が大きいかもしれない。

・風岡叶愛 かざおかとあ 元気ギャル系(高3)
工業高校には男性が多いので”もてたい”がために入った。
卒業する先輩に卒業前に告白してフられたことをきっかけに中退し、近所のコンビニで出会いを求めて働いていた。
収入がいいことを理由に参加するが、なにより年頃の男性が廉直しかいないことをひどく後悔する。

戦闘中に身を挺してかばってくれた彼に恋心を抱いてしまうが、結局は拒絶されて落ち込む。

・阿知波夢衣 あちわゆい スポーツ少女(高2)
陸上の選手で優秀な成績も出していたが、事故により足を故障し、走るどころかうまく歩くこともできない体になってしまう。
ヴァイタルアーマーで走ることができるだけでもうれしいと参加。

叶愛とは仲良しでフラれるたびに彼女を慰めているが、本人は恋愛関係には疎く、ただニコニコうなずいているだけである。

・鬼頭乙十葉 きとうおとは 無口少女(高2)
彼女の父親は小さな工場を経営していた。彼女自身も工場を継ぐつもりで工業高校で勉強していたが、結局は倒産。
目標を失った彼女は高校を中退していた。
そんな彼女の父親が、安原重工に再就職したことで誘われることになる。

無口だが、冷静な判断力があり、指揮能力・戦闘力共に高い。
だがその控えめの性格が災いして、特に戦術面での指揮能力は発揮できないままでいた。

■ヴァイタルアーマー

いわゆるパワードスーツ。
本来は北朝鮮の核によるEMP攻撃が行われ、日本中の電子機器が無力された上に歩兵による侵攻をされた際の”有事”に備えることを想定して極秘裏に作られた。
開発製造するための施設は廃校となった工業高校の地下に建造さている。もちろんEMPや核攻撃が行われても主要施設は耐えられる構造になっている。

構造としては
1)米軍と共同開発したフューチャーソルジャー計画を発展させた、脚につける外骨格システム
これにより機敏に動作できるようになるだけではなく、下半身の動きを大きくサポートするので足が不自由でも問題なく運動をすることができるようになります。

2)その上に脚部分につけるヴァイタルアーマーの下半身部分。
上半身を支える追加骨格と走行システムとなります。
追加骨格により大きく動作が制限されるため、機敏な動きは不可能になりますが、平地ならローラーなどで高速で走ることができます。
高速で走ることができるセグウェイのようなものですが、当然上半身はむき出しなので、転倒や壁に衝突などをすると死亡するような事故につながるリスクがあります。

3)下半身の走行システムにジョイントする形で上半身の装甲や各種追加ウエポンが使えるようになります。
上半身の重量の為、ローラー走行も不可能になり鈍重となりますが、それを補って余りある攻撃力を備えています。
またこのパーツはバイクのような形状に変形し、またがって高速走行することが可能で、前述のローラーシステムより転倒のリスクを抑えると同時に大きな重量を持った装備を運搬することが可能です。

またデストロイモードと呼ばれる自動照準&発射システムを備えています。

開発製造するための施設は廃校となった工業高校の地下に建造さている。もちろんEMPや核攻撃が行われても主要施設は耐えられる構造になっている。



■敵勢力 ラジアント
ラージアントの略。
その名のというり巨大な蟻。

数年前、宇宙から降り注いだプラズマは地球の各所に巨大で美しいオーロラを大量発生させた。
しかし地球に降り注いだのはプラズマだけではなかった・・・同時に謎の放射性物質が届いていたのだ。

だがこの現象にプラズマで機能を停止していた電子機器はこの放射性物質を観測できず人々はその存在に気が付かなかった。

そして今・・・2020年。地中の生物が巨大化するという現象にようやく人々が気が付いた。

ただこの現象はすべての生物に起こるわけではなかった。確率としてはそれほど大きくなく、特にもぐらのような大型の生物は巨大化現象が起こっても、大きくなりきるまえに死亡する可能性が極めて高いことが判明した。

だが・・・アリのような昆虫が比較的生きたまま巨大化することが分かってきた。
それがラジアントと呼ばれる敵の正体だ。
巨大化した彼らの特徴は映画エイリアンやスターシップトゥルーパーの”それ”によく似ている。非常に硬く人間などは簡単に引き裂かれる。
体長は3m前後。固い表皮に覆われているが、腹の部分があまり巨大化していないため、元のアリのシルエットとは大きく異なる。
固い表皮に覆われ、通常の銃弾ではダメージを与えることすら難しい。
また体液は透明の液体だが空気中に出るとすぐにガラスのように硬化する。
これにより体を固定されガラスに封じられた彫刻のように固められてしまうこともある。
もっともその前に巨大なあごで切り裂かれる方が先だろうが。

地表近くでは放射性物質の影響で苦しむようで、巨大化するにしたがってどんどんと地下に掘り進み、人間が気が付くことはあまりない。またアスファルトで覆われている都会などの地域は地下にはあまり放射能の影響を受けなかったのか、巨大生物はあまり発生していないようだ。
だがラジアントらによって作られた大きな地下空洞が発見された。
その地下都市は彼らの体液で塗り絡められているせいもあるだろうか・・・そのradiantの名のとうり光輝いていた。

~~巨大になった彼らの栄養は地上の哺乳類です。もちろん人間も・・です。
彼らのネストの直上には長くとても深い縦穴の入り口がぽっかりと空いています。そこにうっかりおちた生物が捕食されるというわけです。その縦穴は非常に長くなっていますが、壁面は彼らの体液でつるつるになっていて縦穴の先はゆっくりと長い滑り台のような構造。これによりに、無傷のまま地下の食堂へと案内されます。もちろん彼らの食堂へ。

ネストの奥深くには巨大化したクマムシが一体以上存在している。
ラジアントが採取した”餌”はクマムシに集められ、体液などで成長したクマムシが成長時に脱皮したクチクラがラジアントの主な栄養源となる。

このようにラジアントと巨大クマムシは共生関係にある。

<将来的にはセミやケラ、ミミズ、それに幼虫時に地下に棲む昆虫類も敵に加えることができるでしょう。その場合は20M級の怪獣クラスになるのでロボットの出番もあるかもしれませんw>

・ウスバカゲロウ
ラジアントの存在に気が付いた日本政府が急遽編成した組織。前述のように元々は対北朝鮮用の白兵専用パワードスーツを作っていた。

山に入った登山者の行方不明事件が起き、縦穴を発見。ドローンによる調査でそれがラジアントのネストの入り口だとわかったが、どうしようもできなかった。
ドローンなどに武器をつけて攻撃したり、爆弾を付着させて爆発させたところでラジアントの表皮には傷さえつかないのだ。

それゆえにラジアントとネストの存在がわかっても政府はその事実を公表することはできなかった。地下に巨大のアリのバケモノがうようよいますがなにもできません。縦穴に落ちないようにしてください・・・などと公表することができないのは当然だ。
パニックにならないようにその事実を伏せるしか手立てがない。

発見した穴周辺をトップシークレットとして厳重に警備して、人が近づかないようにした。当然だろう。
だが別の問題が存在した。餌がなくなったラジアントが地上に出ようとしたのだ。
自衛隊がなんとかかれらと戦闘して倒すことができたが死傷者も出した。そしてアサルトライフル程度では傷をつけることも難しい事が判明したのだ。
とりあえず定期的に肉の塊をネストに投入することで一旦は事態は沈静化したが、当然地下のラディアントの数が増えればいずれ同じことが起こるだろう。餌を与えれば当然敵は増えるのだ。

ラジアントの数を減らしたり、穴の外に出たラジアントに即応するためにヴァイタルアーマーは急遽完成させた。
だが構造上の欠陥からそのパイロットになれるのは子供たちだけだった。

ウスバカゲロウの幼虫、アリジゴク・・・それが彼らパワードスーツに乗り込む少年少女に与えられた二つ名だ。

*これは私立緑工業高校女子eSports部のスピンアウト企画になります。
 モデルとなった工業高校がサブカル系にリニューアルしない場合の設定が今回のもの・・というか?
 まだ途中までですがそちらもよろしく!

https://medibang.com/book/gs1608071300235760000002599
https://storie.jp/creator/story/15352