タイリングについて

タイリングについて
よりによってタイリング?なんて聞こえてきそうですが、 基本的にドット絵というのはいかに色を制御するか?に尽きます。

色を使えば使うほどそれなりにきれいになりそうなものですが、実際問題 として初心者が色数制限なしでドット絵を描けば、メリハリのないものに なってしまいます。

ドット絵のメリハリがないというのは存在意義を否定してるようなものな ので、出来るだけそう感じないようにしたいところですが、これがなかな か初心者には上手くいきません。

そこでオススメしたいのがタイリング。
通常より少し大きめの絵を描く際は、あえてギリギリまで色数を使わない ようにドット絵を描き、パレット調整をしながら、足らない色はタイリン グで・・という訓練方法です。

これをやっておくとドット絵における色の組み立て・・というかしくみの ようなものが分かってくると思います。

大切なのはタイルを使うことではなく、タイルを意識させない 質感表現が出来るようになることで、総合的な技術力の向上が必要なのです。

こればっかりは自分でやって感覚を磨かなければいけません。
ドット絵掲示板でちょっとした質感に関してはちょっとしたアドバイスを実行 することでこういう場合は・・と真似することが出来ますが、パレットの作り方 とかいった部分は教えてもなかなか実力にしにくい部分でもあります。

とにかく経験がモノをいいますのでがんばってください。

使っていいタイル、悪いタイル
大体メーカーによってグラフィックの傾向やカラーがありますので、そういったものはチーフデザイナーの OKがどういったタイプで出るのかで一概に言えませんが、基本的なことだけをここで説明させていただきます。

タイルの種類は4種類のみ。

昔の98時代では色々なタイルを模様としてマンガ制作で使うスクリーントーンのように豊富に使うこともありましたが、 今では98のようなRGB環境ではないことを念頭においてください。

これはどういうことかというと、コンシューマーやアーケードなどのモニター環境があまり良くない及び良い場合もあると いった状況が関係しています。つまりぼやけて見えるモニターもあればはっきり見えるモニターもあるわけです。
具体的には家庭のテレビにビデオケーブルで繋いでいる場合などはぼやけていたり、画面が暗すぎたり明るすぎたりしますし、 もちろん雑誌記事の写真などはRGBではっきり見えてしまいますし、RGBケーブルをわざわざ専用モニターを買ってまで つないでようなコアなプレイヤーもいます。 結局ファイナルファンタジーのような奇麗だけど足元が暗い背景などは、モニターの明るさやブラウン管の状態によっては ゲーム性を落とす可能性もある訳です。

こういった不確定の状態と色数制限などの中で、それなりの表示結果を得るためには出来るだけ目の細かいタイルの 組み合わせでクラデーションを作成する形になると思います。

ここで説明する主な使用タイルは次の4種類です。

タイプA

普通のメッシュですね。
特に説明するまでもないと思います。



タイプB

2ドットづつのメッシュ、それに派生する暗いタイルと明るいタイルです。
使っている解像度にもよりますが、比較的滑らかなグラデーション効果が得られるものだと思います。カプコンのアーケードなど縦長ドットのグラフィックでより効果的です。

特にタイプBで効果的なのが、ノイズなどのパターンとの融合です。


まず適当なランダムタイル2色で作成。
32*32でちょいちょいと作ったものをコピーします。
これにもう一色追加してもう一段階暗いグラフィックを
色変換やマスクなどで作ります。



そしてタイプBのタイルを並べてマスクとして使用し、パターンを抜きます。



そして最初に色を落としたパターンの上に出来たものを透明色(黒)を抜いてコピー!
これで完成です。
実際には最初の段階でタイルをもう少し工夫してやると良くなります。 たとえばタイルグラデーションの幅を詰めてやるとか、元のパターンが 明るい方が割合が高いので、色を反転したものにパターン自体の反転コピーなどで 段階を増やして、それに対してタイリンググラデーションを施すなどです。

3色しか使ってない割に奇麗でしょ?

また完全なパターンですから、並べて使う事で圧縮効率などをかなり上げることも可能になる訳です。