プロドッターの為のAseprite(2)

さて今回はアニメーションについて。

まず私はキーボードによるゲーム業界のドットツールの割と少ない経験者の一人ではあります。
ダイナックス、タイトー下請け、ビデオシステム、あとビデオシステムと操作の似た彩京のツール。
これらのプロ用ツールの良かったところは正確にドットがおけることと、そのドットのポジションを保持できることです。
詳しくは説明しませんけど、例えば~”キャラのアホ毛の先端から右に1ドット下に3ドットの位置のどっかのコマがおかしいので修正したい”といった時に、カーソルの位置があっていれば、その場所をピンポイントで探しだせる訳です。
マウス操作だと2コマ目移動面倒だったり、アニメーションプレビューのウインドウが別なので何度もこの辺かな?と修正しながら形を作る必要がある。

そのピンポイントな場所探しがこのツールの場合マウス操作でありながら比較的しやすいのが最大の特徴といえるかもしれません。

~~とまあ前置きはこのへんで説明ですね。

まずは一例としてレイヤー数が少ない場合の私の画面レイアウト。
編集のメイン画面とアニメーションレイヤーそして右側にアニメーションのプレビュー画面にたまに使うメインウインドウを見えるように並べてます。

特質すべきはアニメーションプレビュー。
編集画面はもちろんアニメーションのプレビュー画面もホイールで簡単に拡大縮小できる!
そしてプレビュー画面の右上・・今は再生中なので停止の”■”になってますが、再生ボタンを押すとプレビュー画面のみアニメーション再生するのだ。

前回ショートカットとして~
Z>タイムライン1コマ戻る
X>タイムライン1コマ進む
と設定しておくことをお勧めしたが、まさにこれが生きてくる。

エラーポイントの発見と前後の比較、修正がすごく楽で、キーボードオペレーションの正確性以外は割と特性が近くなる。なんで日本から出なかったんだ・・このツール。

ループセクションの設定
さて今回のこの場で使ってるアニメーションは右>左>キック>右という感じのアニメーションだ。
これぐらい小さいと通しで作っても問題ないかもしれないが、ある程度のパターン数や大きさのものは右パンチなら右パンチ一つが技として作りたいところ。
そこで便利なのがループセクションだ。
タイムラインで数字が書かれているところを右クリックしてループセクションの設定選択する。するとタイムラインの上に”LOOP”の文字と共にラベルが出来る。
これがループセクションだ。

クリックして任意の場所とループする範囲、アニメーションの方向などを指定して作ろう。なおLOOPのままだとダメみたいなので名前はアルファベットで設定しよう。

するとアニメーションプレビューの再生時、タイムラインで選択中のラベルのアニメーションを再生するようになるのだ。
例えば攻撃するときに武器を取り出すなどの時、武器を取り出すモーションと攻撃のモーションを別でチェックして作ったり、全体のタイムラインの方のアニメーションを再生して全体の流れをチェックしたりできる。

今回の場合こんな感じ。全体再生だと気がつかないけど後半は2パターンだから攻撃としては全然つながってないことに気が付くw

さてこういったアニメーションを作ったらデーターとして出さなければいけない。透過PNGの連番やTwitterなどにアップするならGIFアニメ形式だろうか。
スプライトシートにエクスポートというコマンドもあるが、とりあえず出力について少し解説しておこうか。

例えばGIFアニメで出力する場合

エクスポートからgifのフォーマットを選択し、任意のファイル名を入力する。
レイヤーは基本すべてのレイヤーを重ねて出力するが、任意のレイヤーのみを出力することもできる。
そしてフレームだが、ずべてのフレームはもちろん先ほどのループセクションで選択した範囲を出力することもできる。
任意の範囲内で~というならばその為のループセレクションを作ればOK。

あとTwitter用にエクスポートというのがある。これを選択するとTwitterできれいに表示される倍率を右に表示してくれる。この場合300%のようだが、ボタンを押すと上の倍率が300%になってあとはエクスポートすればOKだ。

おっと。最後になったがウエイトについても書いておこう。
まずはフレームのメニューにフレームレートの項目がある。これを選択すればそれぞれのフレームレートを一括で変更できる。

問題はフレームごとのウェイトだ。
これはフレームの数字のところを”ダブルクリック”することで上記のようなウェイトの指定が出来るダイヤログが出てくるので設定しよう。
注意してほしいのは前述の全体のウェイト変更をするとすべてのフレームの設定が変わってしまう。まあせっかく作ったアニメーションなので1コマずつ設定してもそれほど大きな手間ではないと思うのでそれぞれ設定しよう。
まあアニメーションを作っていて、もう少しプレビューのアニメーションをゆっくり再生したいって時に再生速度の変更がないですからね。
全体のフレームレートを変更しちゃって、他のフレームラベルのアニメーションのウェイト情報飛ばしちゃったりしましたので注意ねw

他にも投げ縄ツールで選択後に回転や拡大がその場で出来るので、パーツを動かして関節部分やその他の形状を修正するのにも便利な機能がある。

キャラクターアニメーションを仕事にしているプロにこそ使ってほしいツールだ。<何人居るんだ?w

投稿者: 奥田泰光

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です