県条例素案にゲーム利用時間制限【香川 NEWS WEB】https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200109/8030005560.html

~~~というニュースが流れる。これを聞いた瞬間に当然だと思ったのだが、ネットの反応はさもあらず。ヒステリックにいつのまにか時間制限がゲーム禁止というキーワードに書き換わって拡散している。

私は子供のゲーム時間制限に賛成だ。

まず第一に今のゲームは私たちが楽しんでいたゲームではない。
子供たちに任天堂Switc本体だけ買い与え、ゲームソフトの為のお金を一円も渡さない。高校生になったからとスマホを渡し、課金するためのお金は当然渡さない。お年玉に使えば文句を言う。
つまり小さな子供たちはSwichでフォーナイトなどで殺し合いを楽しみ、イオンのおもちゃ売り場で売っているフォーナイトのフィギュアを欲しがる。
高校生は何本もゲームが入っているスマホでログインボーナスやデイリーミッションの報酬を回収するだけで1時間以上・・・それが今のゲームの正体じゃなかろうか?それが21世紀のゲームではないのか?

そんなゲームは嫌だ!と思うからこそ、子供たちの時間制限はするべきなのだ。

第二に今のゲーム業界は危機に瀕している。

自分たちでゲームを買ったり親の機嫌をとっておねだりしてゲームを入手し、仕事や学校の休まない程度に遊ぶことではない。
むしろその”日本のゲームクリエイター達が納期の範囲内で一生懸命ゲームを作りそれを販売して購入者に満足してもらう”とか、”クソゲーを買いたくないので一生懸命ゲームを選び、選び抜いた一本を遊んだ結果大満足”そして、”ゲームクリアしたり飽きてきたので次のゲームを買う”・・・そういうゲーマーとしてのあたりまえの状況がスマホゲームのガチャや、ゲームを一切買い与えない親のいわば”Switch育児”によって崩壊の危機に瀕している。

そもそもハンゲームのF2Pと呼ばれる韓国製のゲームから行われている市販のゲームにオンライン機能やガチャを追加したゲームは今に始まったことではない。
だがこれらはゲーム業界における”合法漫画村状態”であるのが問題だ。

スマホゲームに目新しいシステムはあるだろうか?
多少スマホならではの操作性に特化したゲームはあるものの、大体3マッチパズル+ガチャとか自己中上等殺し合いTPSのいわゆる合法PUBGのコピーゲームぐらいでしょう。
あとはカードゲーム。遊戯王を始めとしたカードゲームの世界の気持ち悪さは説明するまでもないだろう。

つまるところ金出して強い〇〇を手に入れる。もしくは廃プレイを推奨するのだ。こういうゲームは。

金のない学生は廃プレイの選択を余儀なくされる。
廃プレイとは文字どうり廃人のようにゲームをプレイすることだ。お金が使いえない子供は廃人されそうになっていると思ってもいい。
それにゲームなんて寝る前にやったら眠れなくなるぞ。これはゲーマーおっさんの経験として断言してもいい。寝る前にプレイしないのを子供たちに強制するのは当たり前だ。

そう寝る前位にはプレイしない方がいい。次にプレイ時間の制限についての正当性だ。
1時間・・・これは高橋名人が言っていたフレーズに当てはまる。
この高橋名人の言葉はゲームは1時間に収めないと健康に悪いという意味じゃない。どうせやるなら1時間中注して遊べ・・・ってことだ。

ではこのおっさんの子供時代を思い出してみよう。
そう。小学生の時代は駄菓子屋ゲーセンだ。ドンキーコングをミニアップライトの筐体で遊んでいたりした。ユニーの屋上で遊んだりもしたな。
高校の漫画研究部に所属していたが、部活の前に抜け出して近所の50円ゲーセンで500円もらう昼飯代のお釣りの100円をゲームを使って終わると部活に帰ってきていた。かなり黒歴史なのだが勝手に描かれた漫研の部誌の1ページを公開しようw

まあ大体こんなかんじだったわw

要するにだ。昔はゲーセンがあった。
小遣いで少し遊んで帰る日常。家に帰ればテレビ見ながら漫画とかラクガキする方が多かったかな?
つまるところ当時の俺達には実質プレイ時間の制限があるゲーセンや駄菓子屋があったが今の子供たちにはないのだ。
そりゃ無料のゲームがあればやっちゃうよ。

ついでに言えば高校時代にアーケードゲームのグラフィックが大幅に向上し、アーケードゲームのデザイナーを目指したのが俺の原点だ。
だが高校時代にスマホゲームのグラフィックがすごいからといってスマホゲームの会社を目指す子供がどの程度居るだろうか?
今はそういうのを目指す場合、神絵師とかいうのを目指すんだろう。
ガチャというなんちゃってギャンブルで毎月億単位で稼いでいる賭博会社の末端作業員兼広報員にね。

まあゲームに将来の夢を見出すかは別の話として、昔からそんなにゲームはやってなかったと思う。1時間制限はちょっと少ないと感じるかもしれない、せいぜい2時間まで、平均一時間ぐらいならば全然普通だろう。
むしろイースとか学校帰ってきて2時間づつプレイしてたら1週間でクリアしちゃってキレたぞ。面白いけど短すぎるってな。

そうだ。子供たちにとって高価なんだ。ゲームは。
真剣に遊ぶべき価値のあるもののハズだし、真剣に遊ばせるべきだ。

真剣にやるという意味では高校などにeSports部を設置するのもいい。学校の部活でゲームをやって、それ以外で出来るだけ遊ぶべきではない。ゲームを真剣に遊ぶのはいい。ログボ回収のような修業はするな。

さて、そのうえで個人的に子供の教育に大切なものが一つある。
それは”金が欲しい”という欲求だ。”セックスしたい”とかもある意味大切だけど、まあ高校までなら実質禁止されてるしようなもんだしな。
ぶっちゃけ金を欲しがらない人間は・・俺みたいになるでw

子供たちの”金が欲しい”。その先にはモノが欲しいとかかもしれないが、その欲求は大切にした方がいいと思う。
もちろん悪いことで入手するんじゃない。競争したうえでその競争に勝てれば結果的に評価や給料に繋がるってことだ。

これを手っ取り早く教えるのは”子供のゲーム欲しい”という欲求をもっと利用するべきじゃないだろうか?
テストの成績が良ければゲームソフト買ってあげるとか課金プリペイドカード買ってあげるとか。悪くないでしょ。

だが中学の入学でswitch買ってあげただけ・・・中学時代=フォートナイトで殺し合い日々。
高校時代の入学でスマホ買ってあげただけ・・・ガチャゲのログインボーナス回収で毎日三時間プレイ&眠い学校生活。

・・・こんなん絶対ダメだろ。

だからこそ俺はゲーム業界の為にゲームのプレイ時間を制限すべきだと思う。
ついでに言えば基本無料のゲームやルートボックス(ガチャ)のあるゲームも禁止すべきだ。

まあバカな大人は課金してガチャ回して、Twitterでスクショ流して喜んでればいいよ。うん。
ゲーム業界に与えたつもりのお金かもしれんが4割ぐらいはappleやグーグルに献上し、残りも中国や韓国、あと株価で一喜一憂するギャンブラーたちにも流しつつなw