ゲーム続編論

最近Twitterをやめつつ、ほとんどフォロワーいない同人用サブアカウントで思ったことをメモ代わりにテキストを書いておいたりする。

まあ俺自身、ゲームデザイナーとして参加してリリースされたゲームがないのであまり偉そうに言わないようにしてるが、ドット講座以外にゲームデザイナー講座的なのもブログにまとめておくのもいいかなぁ?~~ということで。
とりあえず日記カテゴリーで書いておくか。

ということでゲームの続編論。
続編や版権でこのゲーム業界は潰れてしまったと思っている。全然創作じゃない。
下っ端デザイナーでも裁量労働制が認められる程度に敵の雑魚キャラとかのデザインはして当然だろう。というか先日初めて知ったわ・・・ 裁量労働制が創作してないプログラマーとかには適用されないことを。

その結果、まっとうな続編の作り方を知らない人間ばかりになってしまったような気がする。

正確にはドラクエやファイナルファンタジーシリーズのように、シリーズナンバーを重ねるごとにまったく違いものを一から作ってる続編ばかりになってしまった。それ続編の意味なくね?
ガンダムで言えば初代からZやZZになるんじゃなく、SEEDとかWとかGになっちゃう感じ。

続編というのは第三勢力が必要だ。普通主人公の敵は居ても根絶やしにすることは出来ない。いくら正義の陣営でも悪の陣営根絶やしにするとか悪どころじゃないしね。主人公も変えるなら第四勢力も必要。
前述のガンダムの例で言えば Zガンダムになってエゥーゴとティターンズが出て連邦やネオジオンが前作と変わる感じ。
SEEDみたいに初代とほぼ同じ構造で全部変える手法もあるが、その場合間も空けて”今風に変更する”必要がある。
ガンダリウム合金とかIフィールドいう設定をフェイズシフト装甲にするとか、コロニー落としとかしなくても巨大電子レンジで大虐殺出来るやろとか。

要するに続編でも創作するためには新しい部分を入れなきゃいけない。
続編でボリュームアップは一見正しいが、メインの部分をそのままで単純に追加するのは超悪手。そんなものがまかり通ってるのは格闘ゲームだけだ。
確かにそれはそれで超おいしいが、その手法のゲームセンターはもう死んだわ。
今時のオンライン対戦はバランス調整やキャラ追加は基本無料だ。新キャラ取得するのをめんどくさくしてお金払えば簡単に~というのはあるけどね。

まあそりゃそうだ。敵が二倍になってうれしい奴は居ねぇ。主人公も二倍にしろ?いやムリ。 新主人公出してもゲームなら使わんでしょ?旧主人公を二倍強くするしかない。もしくは旧主人公廃人にするとかw
前作の敵が次回作で味方になる・・というのはそれはそれで王道ではあるが、敵が魅力的だった場合だけだ。
普通、額が広くて逆立った髪の毛で目つきの悪い奴や、緑色で口から卵吐くような敵キャラ味方になってもうれしくないだろう。

ということで最初の敵味方と関係ないところから”新たな敵”がでるのが王道だ。

ファンタジー世界に続編入れるならさらに異世界じゃないとダメだったりする。 最初がオーソドックスなキャラだったなら、例えば新主人公が中国風で、新敵勢力が日本風のキャラとか。
別世界の魔界の侵攻とかもありだろう。その時に妖精界からの援軍や警告者とかが主人公に味方するとかね。

ただこれをなぜあまりやらなくなった。なぜか?
そういうコンテンツ制作に関わる人間が増えすぎて、前作スタッフが次回作に物量的にがっつりと関わることができなくなったり、そもそもその前作が大ヒットしたなら、そのお金で別のものを最初から大ボリュームで作りたがるから。まあそりゃそうだよね。

逆に言えばシリーズのナンバーだけ1増やして作った別のものを、あまりに見過ぎていて、まっとうな続編や、作れる範囲で作ったミニマムなタイトルというのほとんどのプレイヤーが触れなくなってしまって、まっとうな続編の作り方というのが出来なくなっているのではなかろうか?

今のアニメ作品とかもそうだけど、12話という少なくなった1クールにちょうどおさまるようななろう作品をアニメ化するようになってしまった。
ミニマムな作品を作る練習をするべきじゃないだろうか?そして最初の作品に入れきれなかった部分を追加して続編も作っていく。
もちろん商品として流通させること・・・これが今のゲームクリエイターには大切なんじゃなかろうか?
大企業に入ってタダの歯車になりたいっていうなら止めないけどさw

ちなみにベースの世界設定に勢力を増やす手法は”2が最高”という評価に繋がりやすい。
そりゃそうだ。どんどんキャラや勢力増えちゃうから。

ガンダムの例で言うと三作目のZZガンダムは最後の方でちょろんと出てきたネオジオンという勢力が、前作の主人公を廃人にしたうえでアーガマという戦艦一隻にちょっかい出し続けるという構造になっていた。
他の勢力は存在しているけど出てこないという構図。これだとあまり参考にならんか。
他の・・・最近みたアニメで例えるとリリカルなのはシリーズ。
劇場版はちょっと時間軸が違う設定だが4本の劇場版のうち2本がテレビシリーズの要約版。そこまではいいが・・問題は最近のオリジナル続編。
最初の敵だったキャラと、二作目の敵だったキャラが全部味方になった。

つまり、1,2の敵と主人公側の三勢力が全部味方になった。それは三勢力と同等の強大な勢力をださなきゃならないということで・・・敵も 三勢力でてきて大混乱するw
具体的には新美少女二人が出てきて、一人が裏切って敵が1人と3匹が増えて、片方の美少女が味方になる。(リフレクション)
次にふらっと死んだはずのキャラが実は生きていた黒幕という事で、量産型が玉ほど出てきて、3匹がまた味方になる。(デトネーション)

流石にキャラ出しすぎだが、味方が多すぎるのでこれぐらいでないと敵にならんのだよなぁ。
この現象は ターミネーターシリーズも同じ。
異次元(未来)からなにかやってくる。シリーズを重ねると前に〇〇来たじゃん!ってのが問題になるので定期的にリセットするんだよね。

まあ・・そういうことだ。続編作るなら2まで。
3は作るなとは言わんが大体評価下がるのは受け入れろ。もしくは金があるならリセットして全部作り直せってこと。
逆に言えば2を作るならそのシリーズの最高傑作を作るチャンスだ。心せよ。

投稿者: 奥田泰光

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