ゲームクリエイターズラボ始動!

ほほう・・・角川ホーミング(注1)に悩まされたおっさんとしては面白そうなので応募したいところ。

なんか素人に最大年収1000万円やるからゲーム作れ企画に見えるけど、団塊ジュニア世代の一線を引いた元プロが仕事に困ってたら応募して一緒に仕事するきっかけになるといいかもしれん。

俺もそうだけど3Dゲーム作るのがつまらなくてゲーム業界引退した人間ってそろそろ50前後。バリバリのプロだけど、超絶ブラック企業のゲーム会社でさらに面白くもないと思った3Dのゲームの仕事やりたくないと別の仕事を選んだ人間も多いと思う。
というかそろそろ死にそうだし、そういう人たちをうまくマッチングしてくれるといいかもしれないのだが・・・スペシャルサポーターが岸 大河ってのが。チョンゲFPSプレイヤーじゃん。こんな人にサポートなり評価ができるの?できないでしょ?

つまり・・・完全な素人や今どきの大規模ゲームに参加した元ゲーム開発者じゃ食いつぶして終わる気がする。ガチプロが出ていくべきではなかろうか?

ただ2D時代のオッサンならOKって話でもないんだよな。それなりに今の環境でゲーム作れないと。
それに半年でゲーム作る時代のおっさんって本当に半年で作っちゃうのですぐにまたお仕事なくなるとか・・とても路頭に迷う

ただ講談社どうせやるなら本気になってほしい。ヤンキー漫画の時代じゃないのはわかってるだろうし、かといってアニメ化で販売部数が伸びるってもんでもない。このデイズネオでもワールドエンドヒーローズのコミカライズを募集しといて、結局元のゲームがサービス終了して全部ダメになるとか・・ねぇ?
まあこの一件がそもそもスクエニのゲームでそれならスクエニの雑誌でやればいいのになんで講談社で募集してんのよ?という気がしないでもない。
それにキレたからこそ、ゲームをうちで作ろう!ってなったかもしれんが。

・・・もしそうならスマホのガチャゲはハードルが高いかも?

今のコミックの出版業界を考えてみよう。
現状は新人発掘のシステムが完全にボロボロになっている。バクマン!で描かれていたような、賞や持ち込みの漫画の若い作者を発掘して、社会経験足りない部分など編集がアドバイスしてもっと良くするというもの。
だが今のtwitter漫画やWEB投稿、なろうの小説原作のメディミックスなど編集が介在する部分がない。
逆に言えば編集や出版社は何もしてないのに利益の大部分を搾取する存在になっている。出版という部分が重要だと考えている作家であってもそれはただの優先的地位の濫用だ。

はじめの一歩やキン肉マンなど作者の意向による電子化の制限やトラブルも出ている。

漫画を主力とする出版社というのはデジタルに行きたくてもいけない、または大御所様の意向によりデジタル化が阻害されている・・・つまりオワコンではないだろうか?

進撃の巨人ももうすぐ終わる講談社としては収益の柱をなにか作らなければいけない。それがゲームとそこから派生するメディアミックス・・ということかもしれない。できれば”作家一人で作るゲーム”が欲しい~ってことじゃないだろうか?

角川ホーミングで思い出したが考えてみれば角川もお家騒動の時にメディアワークスに分裂した。代表的なのがコンプティークから分裂した電撃王だ。
そしてその電撃の名を冠するゲーム雑誌や美少女アニメ雑誌が多く発売され、立場が逆転した状態で再統合、そしてドワンゴに吸収された。
ドワンゴ自体は実体が伴わない金だけの会社というイメージではあるが、吸収されたことでメディア企業としての実態ができてきたと思う。
エニックスのガンガンも元々はゲームをコミカライズ展開するためのものだ。というかあの当時ゲームをコミカライズなどしてくれないんだよね。
アニメ化の話はいっぱい来るが、要するにアニメ作るからお金出して!って話だったり。

そして作者もいない。
アスキーコミックのエルムナイトのコミカライズも、開発の俺に描くか?みたいに言われたけど、正直そんな暇はなかった。送ったデザインもラフ状態でそっから直接ゲームに起こしてたのでメカデザインの解釈がすごいことになってしまったり。(´・ω・`)
まあ作家問題はいまだにあって、前述のサービス終了で終わっちゃうパターンも、スクエニ側の編集部でゲームのことが分かってる作家を確保するのが困難・・というのもあるんじゃないかと思う。

まあ要するにゲームから始めるコミカライズ生活~みたいなのもあるかもしれない。ツールを使って一人でゲーム作れる人にはいい企画かも。

注1:角川ホーミング
マイクロキャビンをいろいろあって結局ドラゴンハーフ作るのが嫌で退社。コンパイルに行ったところメガCD版シャドウランの仕事をやる羽目になった。