まだ買ってないけど、メルマガで紹介されてたのでとりあえず個人的な覚書。
メルマガの商品紹介って後で見るのにはつらいよねぇ。

子どもの絵をダメにしていませんか
鳥居 昭美

紹介文を一部引用するが、
 絵は、描く人が自分の思いを形に表す作業だ。「よく見てから描きなさい」などとの大人の余計な言葉が、子供の絵をダメにすると、この本は示す。

まあ、写実系の画家、イラストレーターに子供をさせたいのならばそれもよいだろうけどね。
ゲームの場合でも3D全盛になってどうしてもリアリティを追求する傾向はある。リアルな背景が描ければ就職しやすいし。
逆に言えば感覚的なディフォルメをどうしたらいいか?が頭の中から抜け落ちてる人が多いように思えた。例えば「木の葉っぱはよく見ればビリジアンじゃないよ。もっとくすんだ感じの色だろ?」と教えるとして、それでリアルな木は描けてもビリジアン・・・もっと緑な木を描くのは難しくなる。葉っぱが緑で幹が茶色の木でも”木”として認識できるのならば、そういった木の形に合わせて見えるものすべてをディフォルメしていく作業が必要。最終的には”普通の木が生えてる森”でゲームしたって何も感じないんだから。

クリエイターを目指してなくても文章より絵とか音楽とかは感情表現においてはやりやすい手法だし、本でも技術を教えるのは9歳から??ということなので全く否定してるわけじゃないんだけど、なんか感覚的なところをどうしたら伸ばせるか?というところに苦慮していただけに、”5歳までに教えなきゃダメ”という結論が出されるとそれはそれでありがたいような??・・ダメ?