ふと気が付くとなんかイキナリ始まってるようで、あわててTVをつける。
開始10分ぐらいはしてたけど、なんか原作チックなのね。
やっぱり個人的にブラックジャックというと出崎アニメなやつなので、微妙に違和感が・・。まあコンテンツジャパンのやつよりはましかな?(特にピノコ)

でもやっぱ手塚アニメはダメなのかもなぁ。それなりに面白いのは確かなんだけど、なんかビミョーに納得いかないところがね。ジェッターマルス世代だからだろうか?
針が入って呼び止められるシーンで出崎演出っぽかった時に一瞬期待してしまう俺っていったい・・。

根本的にブラックジャックってゴルゴ13的に最強状態なので周りのキャラクターの真剣さが伝わってこそ生きてくると思うんだが、作画的に今の時代に合わないような気がするんだよなぁ。
この枠はサイボーグ009から鉄腕アトムとなってたんだが、作画が昔どうりでいいというのはちょっと違う気もする。鉄人28もそうだよねぇ。

大人と子供が一緒に見れる・・なんてコンセプトで作るのはいいんだけど、子供が小学生低学年ぐらいまでの幼いことを前提にすると大人も30代ぐらいになるのでこの辺はちょっと原作としては古すぎるような気もしないでもない。(結婚もしてないやつの言うことじゃないけど)

どうも今の一般的な作画に比べれば、動画の手間や海外へのリテイク作業の点で昔の名作をリメイクしてるイメージが強すぎて素直には見れないし、三つ目がとおるとか出ちゃうと余計にねぇ。まあ、それが手塚ワールドっぽいというというところかもしれんけど、作者が死んでからアニメ化することに疑問も感じる。
作者が生きていればこそ、大幅に違っても”許される”こともあり、アニメならではの表現が生まれるもんだとおもうのだが、作者が死んでいてそれが巨匠とよばれるレベルならば変えることが許されにくいんだよね。
ディズニーみたいに長く愛されるようにやっていく方法を考えるべきかも知れん。日本でプロダクション形式でやってて似てる系統の作家がいるというとダイナミックプロぐらいしか思いつかないんだけど時代の変化に対応しようとして”しきれてない”印象なんだよね。

でもダイナミックプロ的なやり方はどっかで必要かも。特に潰れたゲームメーカーが版権を併合して食ってるのを見ると、実績以外でもう少し認めたりデビューを後押しする仕組みが必要なのかもしれないなぁ・・と思う。
儲かってる漫画家というのはあるのにアニメ会社を作ったり版権ビジネスをしたり、ゲームメーカー作ったりしたなんて話は聞いたことがないし、そういう会社で自分以外の才能をなんとかデビューさせようなんて試みも聞いたことがないしね。豪邸とか新聞広告は見ても(笑)

まあ、儲かってるマンガ家も専門外の分野で冒険しなくてもノーリスクで他の専門が作ってくれるならそれに任せたいのも分かるけど・・・そういう意味を含めてアニメもやった手塚治虫やマンガも描ける宮崎駿は偉大なんだろうねぇ。