新日曜美術館 「都市を変えるポップカルチャーOTAKU・おたく」の再放送がやってました。

なんかNHK教育的に淡々とオタク、オタクと連呼するのは妙に笑えてしまいましたが、確かに都市というが従来の行政や大企業主導の時代じゃないような気はする。

じゃあどう変わっていくかといえば、商店街がさびれ大型スーパーなどが台頭してきたようなことが今後起こってくるのかもしれない。
商店街がつぶれるのだって、大資本による大量仕入れで安く供給されることで客がそこに集中してしまったことが原因だろう。
これから町の古本屋やゲームショップといったオタクでなくても利用するようなショップが、大型量販店の大幅ポイント還元やネット通販の利便性や品揃えの競争力に勝てずにどんどん潰れていく可能性がある。

そうなるとニッチな市場を狙って商品を仕入れる必要が出てくるだろう。オリジナル商品の開発が出来ないような個人経営レベルの資本では展示されていることで欲しくなるフィギュアやショップで売っていない同人誌・同人ソフトといったものが中心の品揃えになるのもある意味必然なんだよね。

都市の展示として”未来の都市を考えるきっかけになる”と解説員は評価していたが、じゃあそういうことが一般的な人にできるのか?といえば甚だ疑問だ。

結局、消費・・特にサービス産業というのは、世界に向けて輸出できる産業に従事している会社に勤める人や関係者の欲しくなるものを作ったり売ったりすべきなんだろう。日本の場合、自動車や家電以外にアニメやゲームなどのソフト産業が輸出できるようになってきた・・・という点にもっと注目すべきじゃなかろうか。