マイケルベイ最新作!当然のように朝に1回だけやる吹き替え版を見てきましたよ。
いや~マイケルベイというとダメ映画監督の代表的な名前でもあるんだけど、アルマゲドンとかパールハーバーで狙っていた”日本向け映画”がようやく出来たってとこかもしれないねぇ。
というか映画番組や経済番組の特集で堂々と日本の興行収益を狙って作った~なんて紹介してるあたりからしてアレではあったのだが、日本で受けそうな要素としてハリウッドアクションに家族愛に恋愛要素まで混ぜちゃったもんだからとんでもないものになっていた。
アニメで例えると売れることを狙って萌えと百合とBLを全部混ぜたようなもの。ウホって感じだ。

ただ今回に関しては原作のチョイスということがあって、”基本的にトランスフォーマー”ということがブレない原因になってよかったかもね。

内容的にはいつものトランスフォーマー。
登場人物のリアリティとか全然ないが、あのCGクオリティでガスガスロボットが映画のスクリーンで戦うのは圧巻。
内容的には・・・キャラは旧作で雰囲気はCGということもあってビーストウォーズに近いのかもしれない。コンボイとか個人的には若干ゴリラ風に見えたし。
考えてみればビーストウォーズも結構古いし、初のTVベースでのCGアニメということで、CGクリエイターの影響になってモチベーション向上にも役立ったのかもしれない。

まあ原作と唯一違うといえば、サイバトロンが正義でデストロンが悪・・という単純な構造を分かりやすくするために、直接的な表現は避けてるものの、どう考えてもバリバリ人が死んでます。
まあ原作と同じで、スモールソルジャーみたいなノリになったらまたそれはそれで困るけどね。

そういやスタースクリームの声は矢尾のアニキじゃなかったなぁ。「だからお前はバカなのだ」のセリフもなかったし。w
一応おしかりシーンがあったり、最終カットで大気圏外に脱出してる裏切り者風な演出はあったけど、シリーズ通して出る「デストロン側の裏切り者」演出が弱かったのはちょっと残念かも。

まあ総じて満足度は高いけど、もうちょっと子供向けでもよかったかもしれないなぁ。とはいえ、私はスモール・ソルジャーズ結構好きなので、子供向けっぽくしすぎるとああなっちゃうと考えると金もかかっててハリウッド的な映画としてはバランスはよかったのかな?