デジタルコンテンツ博覧会NAGOYAが今年も開催されました。
2014年にサンソフト展など併設があって初老のゲーマーは毎年行ってみたりしてるのですが、毎年同じような人間を呼んでたりするので、最近のインディーズ紹介とかより都市計画とかのセミナーのほうが面白かったり。(苦笑)

今年は4日のほうでeSportsのセミナーがあるということなのでとりあえず行ってみました!
FPSFUN.comの運営者としてはいかねばならん!

登壇は髙尾恭平という方。
ウェルプレイド株式会社/代表取締役 COO
e-Sportsプロデューサー、ゲームデザイナー
~~とのこと。
一応サイトのプロフィールを引用させていただく。

生まれ育ちは愛知県名古屋市。2007年株式会社ECナビ(現 株式会社VOYAGE GROUP)に入社。2010年にモバイルゲームのプロデューサーに転向後、株式会社Synphonie(現株式会社enish)に入社し、ソーシャルゲーム「ぼくらのポケットダンジョン2」、「魁!男塾」等の開発・運営に従事。2014年に子会社であるenish Koreaの代表に就任し、現地スタッフによる30人規模の開発拠点を作り上げた。2015年e-Sports専門会社であるウェルプレイド株式会社を立ち上げ「ストV国内最速トーナメント」や「ウェルプレイドカップ」などe-Sportsイベントの主催・運営を行う。

格闘ゲームとかスマホゲームの配信事業がメインだったので、スタンスとしては相反するところがあるので参考にならないかな~とも思ったけど、韓国での経験もあるのであっちの事情に詳しいかな?と。

で、当日。
いつもの会場ではねむり姫の展覧会をやってて、その近くのもっと大きい部屋。
そこには多くの人が来ていて今回は今までで一番人居るかも。
名古屋OJAの選手とかもいるかな?とか思ったのですが、オーナーや運営以外は顔出してないのでわからんね。

まずは自己紹介とか。
本来は犬飼博士さんが公演するはずだったようで、若干へりくだりながらスポッチャのイースポーツグラウンドを紹介・・・いや、それは紹介しちゃあ・・。

で、会社を立ち上げるまでの経緯など。
バリバリのゲーセン少年だったらしい。ゲーセンでバイトしたり、ゲーセン友達作ったり。
出身は名古屋市らしいのでもしかしたら対戦してたかもしれない。時代は全然違うけど。
まあ俺も高校時代は学校の近所のアイレム直営店に通いイエローハットとかにも休日は出かけ、ゲーメストに雷将斗というペンネームでタイムギャルとかのイラスト投稿する子供だったからね~。

で、ロケテストがしたくて上京してゲーセン通い。
こっちでもゲーセン友達ができて、その友達とウェルプレイドを立ち上げました~~と。

ちなみにその友人も自分もEVOの大会に遊びに行ったとき、アメリカでナンパした子とかと結婚したそうです。
結婚式でも格闘ゲーム・・と。

スマブラの日本人プロゲーマーもスェーデンの人と国際結婚してるしねぇ。
なんだかんだでプロゲーマーといっても海外では単なる賞金稼ぎでしかないし、国際大会への出場コストを負担してもらってるに過ぎない。つまり勝てなきゃ文無しニート。
格闘ゲームにしてもそうだが、”プロゲーマーとして生活”とかは目指さず、”ゲーマーの金髪碧眼美女と結婚”を目標にするべきかもしれない。

つまりこの人はプロゲーマーではないがプロゲーマーの目標は達成しているともいえる。
・・・いや、奥さんが金髪碧眼美女かはしらんが。

で、自己紹介から会社のことへ。
ゲーム終了時の挨拶。gg wpから社名。

チョンゲだと”otu”(おつかれさまの意)で打つのと同じ感じだが。
Good Game well playedの略として打ち込む。

まあお互い健闘を称えあうのはいいよね・・ということ。
そういやGoodGameという漫画もあったけど、いろいろ問題ありすぎて打ち切られた感じだよなぁ。
会社の命名としてはなんか嫌な予感がしないでもない。

企業理念は

・ゲームプレイに対する肯定を
・ゲーム観戦に熱狂を
・ゲームにもっと市民権を

とのこと。
で、これを軸に会社で1年やってきたことなどの紹介。

まず映像配信事業。
企画・キャスティング・配信・運営・映像
トータルで全部やりますよという感じ。
プロゲーマー呼んだり、ギャラに関するアドバイスとかしたり。
主に格闘ゲームとスマホゲームの公式放送の運営を企業に依頼されてやる感じ。

ほかにもN高校の格闘ゲーム部に講師派遣してます~とか。

その中で公式放送の配信において会社が求めてるのは必ずしもeSportsではない
あまり拘らないほうがいいかも。とか。

そういやこないだカードゲームの配信でプロゲーマーの扱いで炎上したしね。
ギャラがどうとか。
文句言う前に自分で交渉しろよ~~とか思わんでもないが、炎上しないように
なんか小汚いオタク丸出しのプロゲーマー様を人間扱い以上にして褒めたたえる運営~~というのは企業が確かに求めていそうだ。
そして企業側としては小汚いオタクを極力画面に出さずに豚小屋に放り込んでゲームをやらせ、放送はタレント的なのでバラエティ番組をやりたいってことなんだろうねぇ…憶測だが。俺の。

で、そういう相談はめちゃくっちゃくる!~~らしい。
儲かりそうだからなんかやりたいっぽい。

まあそういう風にメディアがあおってるからね。
でもそれ無理だから。賞金かけられないからeSportsの市場規模も膨らまないから!!みたいな~。

でも会社としてはイベント運営だけでは厳しい。
儲からないから競合は少ないのは確かだが。

三ヶ月で資金がショートしたことも・・。

そしてこの人の考え方では

海外で流行したものは日本で流行らない
見るのが難しいのは厳しい
~~とのこと。
まあこの辺は格闘ゲームやってるからねぇ。

PvPが流行ってきた。
協力プレイ大好きだと思っていたがそうでもない。
~~とのこと。
まあこの辺はクラクラやハーストーンの公式大会やってるからねぇ。

札束の世界だけではないというのが分かってきた。
5000円ぐらい課金したら意外と遊べる。
まあ中には大会参加者はめっちゃ課金してた~~かいう大会もあるからね~みたいな。
~~とのこと。
まあこの辺はクラクラやハーストーンの公式大会やってるからねぇ。

とまあプロゲーマーは増えてきたが国内でゲームをする場所は少ない。
ゲーセン減って来たのも問題だろう。

企業対抗戦は2週で50社応募があったらしい。
みんなやりたがってるのはわかる。ただゲーセンの衰退もあってそこが厳しくなってきた。

そう考えると環境的にはスマホは割とチャンスかもとのことだった。
まあPCやコンシューマー機持ち寄って大会するのって結構大変だしね。

結論:
儲かるの?
愛があればいける

だそうだ。
競合が少ないのでうまくいけば・・・ただ儲からなないので参入が少ないというのもある。という感じかな?

あと質疑応答。
Q:賞金の問題があるが法改正はできるのか?
A:無理っぽい。
最近のゲーム大会で軒並みヤバさを感じて賞金がなくなっている点を紹介。

~~~
いやまあAOUもJAMMAも何十年も働きかけてきて何の成果もないからねぇ。
まあTVCMとかバンバンやってるスマホ業界が強引に対象外にする可能性はなくはないが無理っしょ。
そもそもコンパイルのぷよぷよ時代、将棋や囲碁の世界を参考に全日本ぷよ協会とか作って段位認定とかやろうとしてたのはそういう背景がある。
ボランティアスタッフで運営してとかね。
当時社員だったけど、ほかにも本格的なピンボールゲームを作ろうという動きもあった。というか担当者だった。
デビルクラッシュはコンパイル製だったというのもあるんだけどね。
ピンボールの実機を輸入してたデコの担当者とかpinball.co.jpのマインドウェアの方とかと東京でミーティングして、初心者向けにするにはマルチボールを増やそうとか、実機じゃできないマルチボール系ゲームは?とか話し合ってた。
そんなことしてるうちにKAZEのデジタルピンボールとか出てきて負けた・・・これじゃあ勝てん!というかマニアの人はそっち大絶賛!!な感じだったしww

話がずれた。

Q:韓国の最近のプロゲーマー事情は?
A:あまり詳しくない。大企業がスポンサーがついて派手にやってる。

~~~
俺が質問・・正直残念。韓国企業に居たこともあるということなので、ハングルばりばり読んで最近の韓国プロゲーマー事情に詳しいかと思ったんだけど。
オーバーウォッチとかどうやってるか気になるが、親戚の韓国人とかが正月に遊びに来たとき何とか捕まえて聞くしかないか。
ちなみにスタクラとかのRTS時代は韓国では企業のプロゲーマーになってTVでの放送に出るには、まず大会で優勝して準プロになる必要がある。3000人ぐらいいたっけ?
そこからスカウトされて企業のクリーンなイメージを担うプロ選手になる。
マンガのちはやふるで紹介されてる競技かるたみたいな感じでそっから若宮詩暢みたいな美人で強いみたいなのを選ぼうという感じ。

日本eスポーツ協会とかも悪くはないと思うんだけど、やっぱり素行が問題過ぎると思うんだよなぁ。
個人的にはそもそも本名ですらないのは選手としては絶対に認めないと思うし。
ベルディとかはその辺わかってるので発表会で選手名出してるけど、実際の試合では一切使わない。実況の人間まで偽名という始末だしねぇ。

Q:これからもプロゲーマー人口は増えてeSportsは盛り上がると思うか?
A:はい

~~ちょっと趣旨が読み取りにくかったので、質問の意味や答えは違ってたかもしれない。メモするの忘れたし。
隣に座ってたトライデント専門学校の講師の人だったみたいで、妙にハイテンションな感じだった。まとめとしてはよかったかも。
もしかしたらトライデントにもプロゲーマー養成学科を作る気があるのかもしれない。

~~
まあ若干、今までのeSportsの盛り上がりそうというよくある初心者向け?紹介と自社の扱ってる格闘ゲームとスマホゲームのヨイショ感のある講演だったが、参加者は若い格闘ゲーマーっぽい子が中心だったのでよかったかもしれない。
同日行われていた賞金のでかいカプコンカップでは日本人選手が負けまくって、来年賞金で一年暮らせる日本人プロゲーマー何人いるの?という状況を直視するより、夢があってよかったかもしれないねぇ。(苦笑)