先日セガ:オンラインゲーム事業を中国で展開を書いたばかりだが、やはりというかアジアカップでの中国人サポーターの動きが問題になっている。
こういったことは中国で起こったこと・・と身近には感じられにくいかもしれないが、オンラインゲームプレイヤーには身近に感じられることかもしれない。
まあ、台湾とかも混ざってしまっている可能性は高いが、日本人プレイヤーに対して敵意を持っているプレイヤーというのは少なからず多くいる。具体的な例は挙げないが何らかのMMOゲームなどで体験した人も多いんじゃないか?
こういった地域ではゲームが出来るスペックのパソコンというのは高くおいそれとは購入できない為、高い所得層のプレイヤーのハズなのだが・・それでもこういったことは多いんだよね。

しかしながら現状の反日運動というのも、中国政府が敵対国家として教育し、今まで煽ってきたという背景があると思う。過去に侵略受けたが絶対に攻めてこない国家なのだから、こんなに叩きやすい相手はいない。それこそネット上で知らない相手を罵倒するようなものだから。
兵役を課すのにも仮想敵国はあった方がいいというところだろう。

で、こういった教育を受けた人々が育ってきていま日本を攻撃しようとしている訳だが、日本としては反撃すればいいという訳でもない。
少なくとも今回の一件でマスコミの報道を見る限り中国政府は最大限の対応をしようとしているように見える。それはここまで反日感情が国民に浸透するとともに、大きな貿易相手国になると過去の中国政府は思ってなかった・・・という部分もあるのだろう。

これに関してはいろんな意味で協力関係を少しづつ作っていくしかないと思うが、まだまだ教育の問題は残っているようだ。
今回の一件を機に、せめて教育問題を進展させて欲しい。それでも関係が友好的になってくるのには数十年を要するのだろうが、無理に他人の考え方を変えさせる訳にはいかない。ただやはり中国と日本だとやっぱり中国は歴史を重んじる、ひいては過去にあったことにこだわる傾向はあるのかもしれない。

オンラインゲームの普及に期待しつつも、今現在の若者の日中関係を考えるという意味で不安も感じずにはいられない。なぜならゲームに興じるのはやはり子供であり、実際にオンラインゲームの中で戦ってしまうことから、もっと関係が悪くなると考えるからだ。
政府としては日本は専守防衛で戦えないが、ゲームの個人としては、日本に悪意をもっている中国プレイヤーに攻撃を仕掛けられたら普通は反撃するだろう。こればっかりはなんともならないからなぁ・・・。