最近は10万円液晶TVの話題が多いなぁ。
個人的にもD4端子とディスプレー端子がついた32型というのは魅力的。デュアルモニターにしているが、デュアルモニターにしなくても、メニューパネルとかを出して使えるのは大きいので欲しいんだけどね。

けど、こういう価格破壊も現在の日本の家電メーカーがリアプロや有機ELなどの規格争いを繰り返して、価格競争は二の次といった状況があると、昔のパソコン機種時代を思い出す。
コンシュマーゲーム機もそうだが、パソコンなどはゲームなどのコンテンツ争いもあり一概に悪いことだとは思えなかったが、パソコンなども結局ウインドウズが中心になってからは、エントリーモデルでも20万円ぐらいが基本だったものが、10万円前後になり一気にシェアを海外に奪われた経緯がある。

ウインドウズの普及の要因としてインターネットというものがあった訳だし、その点情報は基本的に無料であるTVというのも同じ道を辿るような気がする。

で、結局日本のパソコンメーカーがどうなったかというと、ウインドウズパソコンにはなったが20万円前後という価格帯をキープするというところに落ち着いた。
デザインやブランド、それに最低限値段に納得のいくレベルの性能を維持する戦略だ。

そう考えると、液晶大画面TVも同じ路線を辿り、決して価格破壊には追随しないように思う。しかしながらパソコンのようにスペックの差別化が出来ない以上、今後どうなるのか・・・。
イオンが売るというのもある意味パソコンショップが独自ブランドで出すパソコンに近いものがあるが、パソコンのショップブランドで出来なかったブランド形成の可能性がありそうだ。
ユニクロのように身に付けるものでもないし、そう考えると安いものをつかっていて恥ずかしいというというものはないだろう。
とりあえず期待はしたいが、現状ではパソコンのパーツのように自分で信頼できるパーツで固めて自作するといったことが出来ない分、日本のメーカーにもがんばって競争して欲しいものだ。