なんだがAIイラストの著作権が認められない話で馬鹿野郎どもがあらぬ方向に話を進めているような。

AIイラストに関してはChatGPTレベルの嘘つきしか居ないので話を聞くな!

まともなこと言ってるのは反対派の勢力だけだし、反対派でもたまに馬鹿はいる。リークモデルを消したいから、自分で盗んだものを集めた学習モデル使えと発言する新世界の盗人王希望が反対派のフリしてるしな。(´・ω・`)

ということで今回はたまにツイートしてる”合法なAIイラストシステム”に関してまとめておこう。

その前に大前提として今のAIイラストはすべて違法である!
~~ということは分ってもらいたい。
現状では違法というより無法、非合法だ。
前回のエントリーで書いたように、そもそもが研究目的に限り著作物の無断利用が許されているだけで、その必須条件として生成した絵をネット公開することもダメだ。

だが罰則規定がないのでやりたい放題・・・罰則規定がないならそれでじゃいいんじゃね?という人間があふれているせいで日本がAI犯罪大国に成り下がってる。とはいえこのままというわけにはいかないだろう。

一番大きいものはEUで年内に作られると言われるいわゆるAI法だ。
実際に出来てみないとわからないが、簡単に言えばAIで生成したものはそれにあたって使うデータを開示できないものを企業が使ったり販売した場合、莫大な罰金を支払うハメになる。

今の無断転載の塊みたいなAIイラストシステムは使った会社に超絶罰金ね!という事。これは逆に言えば開示できないようなデータのAI生成システムでなければ仕事に使えると言う事でもある。

この辺はベルヌ条約にも関わってくる。
ベルヌ条約の内国民待遇の原則があるので加盟国はいずれ似たような法律を国際的なルールに慣れるために作らなきゃいけなくなるだろう。
内国民待遇というのは外国人だから保護しないとかの不平等がない事。関税などの差はここに含まれてないので日本にAI法と同等の法律が出来たとしても罰金は少なくなるかもしれない・・・っていうかなるよなぁ。他の法律の罰金に比べると大体しょぼいもん・・日本。

つまりだ。AIイラストの場合で言うと、
クリーンな学習セットを作らなきゃいけないわけだ。
できれば一年以内に。

さて日本にクリーンな学習データなどはない。
むしろフェイクポルノ特化モデルを日本人が作ってるぐらいヒドい状況。
議員の動画に登場してるAIイラストの第一人者風の人もクリーンなモデルを作りたいと言っていたが、アニメの販促素材をクレジット表記なしで無断で使用していいと思ってるとんでもない馬鹿野郎だったということがわりと最近判明して、元々泥棒に盗んでない絵を集めさせるのは無理だということがいまさらながら分かったという・・・日本は超絶AI犯罪者国だ。有識者が居たら泥棒だと思え。

ということで前置きが長くなったが”合法AIイラストはどう作ったらいいか?”
・Stable Diffusionに内包されると言われているLAION-5Bに代表される”データセット”
・リークモデルとかマージモデルと呼ばれる画像データとタグが紐づけされた”学習モデル”
(別の言い方があるかもしれんが便宜上ここではこの名前で呼ばせてもらう)

この2つのデータをクリーンなものに作り直す必要がある。無断で画像を利用するんじゃなくね。

もう一度言うぞ?無断で画像を利用するんじゃなくデータを集めるんだ。

でもね。ぶっちゃけ・・・LAION-5B相当のクリーンなもの作れって無理だと思うの。
EUの規制が出来た時にそっちまでクリーンなものを作ろうとさせたら数年単位でかかるので、法案が骨抜きになる可能性の方が怖い。
ということで仮定の話だが学習モデルがクリーンになれば企業が使える絵が出力できると仮定しよう。

これが目標だ。

一応”みつあ”とかいう企業Vtuberがクリーンな学習セットを作る為に画像を集めているのでちょっと触れておこう。
ハッシュタグを付けた画像を学習データとして集めるので協力してという企画だ。
いいよね。それは・・・でもコイツ前科がある。
そもそもそのハッシュタグは元々”盗む絵のリクエスト”だった。
盗んできて欲しい絵の傾向をリクエスト受けるという。で、炎上気味に注目を集めたのがオプトアウト募集だ。
オプトアウトというのは簡単に言えば俺の絵を盗むなという申し込みを募集するやつだ。
これは逆に言えば申し込みしない奴から無差別に絵を盗むぞという悪逆非道な行為の事だ。
・・・でも悪党しかいないAIイラスト業界はこれが普通だと考えているらしい。(´・ω・`)
結局オプトインにしてハッシュタグで募集するようになった。集まってないんじゃないかな~・・・ブロックしてるのでその後の行方は知りません。知りたくもない。

個人的にPixivにAIイラストがあふれ始めた時、オプトインのイラストSNS作ればいいじゃん?と思ってた時期が私にもありました。
手描きのイラストだけが投稿され、その著作権使用料代わりに広告が掲載されないとか。
仮にオプトインで著作物をAIが使用する場合に対価を支払うとなっても、実際問題として殆どお金にならない。それぐらいだったら広告なしを代価にしてはどうかと思ったのだが、わざとAIイラストを投稿するとか言った嫌がらせや無断転載が起きる可能性がある。
考えてみればDanbooruがイラストを大量のタグ付きで無断転載してなければこんなことになってないんだよな。

じゃあ企業が持っている著作物を使用するしかない。
だがどんな絵が生成されるかわからないAIイラストに大事なIPは使わせられないだろう。

そこでアニメ等の映像サブスク配信サイトによるオプションとしてのAIイラスト出力サービスしかないと考えている。

例えばdアニメが月額550円のサブスクにプラスして340円とかでアニメ風AIイラストを出力できるサービスとか。元々アニメの配信サイトは配信権を二束三文で集めている。
三束四文ぐらいにしてAI学習権も、とりあえず買い集められるのではないだろうか?

勿論他サイトでもいい。
ネットフリックスは先日実験的なAIイラストを背景に使った短編アニメを作った。
結果的にはクレジットに人間の名前がないとか、クリーンではない画像を使っていたことが発覚して世界中から非難を浴びせられた。
結果的にクリーンではなかったが、割とクリーンなものを作ろうとして
いたのは確かだ。
ちゃんとアニメの現場などから許諾を得た背景を使った背景生成AIイラスト生成サービスがネットフリックスから出てくるかもしれない。

日本のアニメの背景の技術はかなり高い。匠の技だ。
私は50過ぎの爺の絵描きだけど、背景は苦手。そりゃキャラの仕事ばっかりやってたからね。
その道何十年と背景の仕事をしてきたプロの技術を作品に不完全な形でも取り入れられるなら大歓迎だ。

U-NEXTも可能性があるかもしれない。
少し高めの料金設定だが、あまり上手く行ってない配信サイトを次々飲み込んでいる。
そんなM&Aにかかった金額は生半可なものではないだろう。
もしAIイラスト生成システムを作るとなればM&Aに比べれば微々たるものだ。効果はかなりあるだろう。

もちろんこれらは妄想夢想フィクションに過ぎない。だがこれしかないのだ。
映画のAI生成利用権?は個人的にはハードルが高いと感じる。金額や配信権のついでというのが実現可能だったとしても、AIが偽造CG・・つまり有名人のディープフェイクを作る出す可能性が高いからだ。

だからアニメなのだ。
そしてアニメの制作会社は日本に集中しており、日本語で交渉しなければいけない。
これは大きな日本のアドバンテージではないだろうか?

だからこそだ。

AIの作るものは企業による企業の為のものであるべきだ。
これは著作権は人間が作れば自動的に発生するものだが、AIが作ったものはクリーンな学習元であっても著作権を認めてはならない~~と考えている。

AI生成物に加筆修正することで著作権が生まれてもいいというのは、理論上はその通りなのだが納得できてない。
だからAIイラスト生成は著作権を生み出すことは出来ないが、クリーンなデータセットを使えば知的財産権(IP)を生み出すときには使える・・・というのが落としどころだと考えている。

AIイラスト生成は個人が贋作を作るためのものじゃない。
出来のいい”いらすとや”程度とか、自身が得意分野でないところでプロ並みの技術として使うのはいいと思うのだが、それは別人・・いや、別AIのもので自分の作品ではない。
そして他人や定義できない何かに手伝ってもらってるのであれば著作権を主張する必要はなく、企業として知的財産として生み出せばいいだけの話だ。

著作権と呼べる範囲は人間が自分の力で出来る範囲で可能な事だけに付与して何の問題もない。
それこそ”AI補助著作権”といった一段格下の著作権を新たに規定してもいいかもしれない・・・が、まずは完全なクリーンな学習データを使ったシステムの完成してからの論議だ。

日本語が通じるなら今は”AIイラストを使わない、使わせない、持ち込ませない”
非AIイラスト三原則を遵守に協力して欲しい。

追記:2/28 パンドラの箱を開けてしまった模様。laion-5bの方に児童ポルノに相当する画像が含まれているのを反対派の皆さんが確認してしまったようです。

これで現状のAIイラストのシステムはすべてダメになりました。全部犯罪です。
映像サブスクがクリーン学習セットを作ったとしても根っこの部分が腐ってるのが知られてしまった。

Stable Diffusionじゃないのを作ればいいと考えるかもしれませんが、それは圧縮されたデータをどうやって展開するかだけの違いです。58億5000万の画像圧縮データセットの代替はききません。
新しいのを作るにしてもネット上から無作為にデータを盗んでいるから出来上がっただけの話。

もちろんStable Diffusion側もバージョンアップでエロいのやロリなのは展開しろと命令されても絶対に展開しないようにはしてますが、旧バージョンを使ったりされたら意味がないので、もうビジネスの可能性を放棄する以外にありません。

よって上記の手段はもう使う余地がなくなったというか、AIイラストは死ぬしかありません。

さようなら&ざまぁみろ☆